゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

きみひろは耳まで

真っ赤になって床

を殴った。

「死んどけ!」

鋭く叫んでカバンを

ひっかけると、戸を

蹴りあけ、脱兎のご

とくかけだした。

ノックしていたよし

おは、もろにくらっ

てのびている。みゆ

がぺちぺちとほっぺ

たを張る。

「おい!」

一声かける間に

正門からでていって

しまった。

「皿くらい洗ってけ

!」

負け惜しみじみた

セリフを口にして、

常居はタバコに火を

つけた。

ざわざわと風が鳴る

。湿気た空気が流れ

こんでくる。



< 168 / 406 >

この作品をシェア

pagetop