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夜の端
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昨日は、金色のぴ
かぴかした画ビョウ
だった。靴底で、無
邪気に、ぽつねんと
たたずんでいたのだ。
最近は上ばきの中を
たしかめる習慣がで
きていたから、幸(さ
いわ)いケガはしなか
かったけど、心臓に
はえている足は、た
しかにそのトゲを踏
んだ。ないはずのも
のが傷ついた。
おとといはカビのは
えたチーズで、その
前は給食ででたロー
ルパンだった。バタ
ーやジャムがたっぷ
りぬられていたこと
もある。
そんなかんじが、
ほぼひと月つづいて
いた。
たったひと月、され
どひと月。ついに液
体がきたかと、どん
よりした面持ちにな
る。明日以降が恐ろ
しい。
すぐそばにある職
員用トイレへ行き、
洗面台でじゃあじゃ
あ泥を洗い流す。
