゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚
夜の端
。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。
「そろそろ
帰ろっか」
「そうね」
えぐれた月に微笑ん
で、妖精は手すりを
放した。そのままど
こかへ流されていっ
てしまいそうな儚さ
で、くるりと回転す
る。花びらのように
スカートが広がる。
澄んだ百合の香がし
て、ブタはくらりと
した。
「おやすみ」
現実的な声を聞いて
息を延ぶ。
「おやすみ」
ちょきちょき手をふ
ると、彼女は手をつ
ぃっとあげた。サン
ダルをひきずる音さ
え楽しむように、さ
っさと歩いていく。
「おやすみ」
もう一度言って、大
きくあくびした。