たった1ヶ月の恋
「どうしてあたしは生きてるの…?」
ハチの目が、あたしから逸れた。
いや、逸らしたと言った方が間違いではないのかもしれない。
「…だから言ったじゃん…、海は知らなくていいことなんだって」
あたしの問題なのに、あたしは知らなくていいって…、意味わかんない。
「それでもあたしは知りたいから。ハチの勝手な判断で人の生死を変えれるわけない。」
いくら成績が良いとはいえ、そんなことは出来ないはず。
ハチのことだから、出来るならとっくの昔にやっているだろう。
「当たり前じゃん、出来ないよ、そんなこと。」
だったら何で…
「はぁー……」
大きくため息をついたあと
「今生きてる理由は話せない……でも、ここに来た理由なら話せる」
あたしの目を見てそう言った。
「話してよ…」