恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~




 何となくモヤモヤした気持ちで迎えた翌週の朝。

 前日は新しいケータイ小説にハマッて夜更かししたから、

 化粧ノリも悪い。

 あれから陣内係長と連絡を取っていないし、

 大輔とも気まずいままだ。

 私はもう一度メイクのチェックをしようと、

 仕事のキリが良いところで化粧室へと向かった。

 あー、もう。

 たっぷり化粧水を叩き込んだのに、

 ファンデーションが毛穴のところで浮いている。

 こんな顔、陣内係長に見られたくないなー。

 なんて考えていたときだった。


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