恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

「俺ももう終わるから」

「いいよー、もう。遅いし、何か話したいならここで話せば?」

 正直、これからどこかでお食事でもしながら……

 という体力は残っていない。

「あー、なら、そうするか」

 おあつらえ向きに誰もいないし、

 ガヤガヤしている場所で話すより良いかもしれない。

 大輔はパソコンを操作しながら話し出した。

「俺さ、あと3年でこの会社辞めるんだよね」

「はぁっ?」

 伏せていた体は思わず飛び起きた。

 異動の次は、退職の話?

 しかも、3年後って決まってるの?

「驚いた?」

「そりゃ驚くよ」

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