恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~



 翌日、会社にて。

 もうずいぶん涼しくなったのに、

 半袖ノーネクタイのクールビズスタイルをキメた

 ビール腹の部長に呼び出された。

「鴇田さん、実はね」

 小会議室には私と部長。

 二人きり。

「なんです? 部長」

 部長が一歩私に近づいた。

 ちょっと部長、近いですって。

「込み入った話なんだ」

「わかってますよ。だからここに呼び出したんでしょう?」

 部長は真剣な顔をしている。

 一体何なの?

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