恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

 王子が差し出した手を取り、

 甘えるようにして立ち上がる。

 私はこれから起こるであろう

 刺激と胸キュンたっぷりのシチュエーションに向かって

 胸を躍らせた。

 その時。

「陣内さん」

 呼びかけたのは、大輔だった。

「後は俺がやりますから」

 そう言って湿布の箱を取り上げる。

 はぁ?

 ちょっと!

 邪魔しないでよ。

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