恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

「いや、彼女が足を捻ったのは俺のせいだし」

 そうよそうよ。

 あんた、関係ないじゃない。

「いえ、陣内さん、これからまだ仕事あるんでしょ?」

「まあ、そうだけど」

 あんただってあるじゃないの。

「俺たちはわりとヒマなんで、湿布貼ったら俺が病院連れて行きますから」

 勝手に決めないでよ!

「お前がそこまで言うなら……」

「何かあったら、連絡しますから」

「ああ、わかった。頼むよ、北川」

 ていうかこの二人、知り合いだったの?

 そういえば大輔、前は営業部にいたっけ。

 この課ではないけれど。

< 79 / 280 >

この作品をシェア

pagetop