恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

 つまり梨香は健吾とそんなことをしながら

 ここで男たちと飲んでいるし、

 健吾は梨香を男性客に紹介しているということだ。

 傍から見ると、とんでもない構図。

 それでいいの?

 二人とも!

「そんなことより……」

 梨香は自分たちのことがまるでちっぽけなことであるかのように話題を移していく。

「その足、どうしたの?」

 梨香の視線は、私の左足に注がれた。

 そうだ。

 今日はこの話をしに来たんだった。

< 97 / 280 >

この作品をシェア

pagetop