執事と共に賭け事を。
「3」

「ダウト」


恵理夜は、通る声で宣言した。

しかし、相手は余裕の笑みだ。


「3、だ」


めくったカードは確かに、ダイヤの3だった。

ダイヤという柄は確かに彼を象徴する柄のようだ。


――2回目のコールの失敗。
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