ナイショなダーリン-R&M-
「うらやましい?」


ビクッ

気づくとすぐ後ろにライトが立っていた。
逃げられないように、そっと腕を回してくる。

ドクン…ドクン…


「お願い……やめて……」


苦しくなる呼吸の合間に、やっとそう言った。

ライトはあたしの肩に頭をのせて、耳元でわざと話す。


「やだね。みくを手に入れる。離さない」


「なっ……」



くちゅ---

首筋をライトの唇が撫でる。



「んっ……」


「お前は俺から逃げられなくなるよ」



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