恋色語
それから3時間が経過した。ケーキ屋だけ行くなら、もうとっくに帰っている時刻だった。
「寄り道か」
怜は何も気にせず机に向かった。ただいつものように、変わらず。
夕暮れ時だった。そんなとき、一本の電話がかかってきた。
「…長いな。誰もいないのかよ」
リビングに行っても誰もいなかった。チッと舌打ちし、仕方なく取った電話の声に…
「こちら清林総合病院の三宅と申します。片桐絢香さんのご自宅でしょうか?」
「はい。そうですが何の用ですか?」
「本日午後16時頃、市内の交差点で2台の車が衝突事故を起こし、それに巻き込まれ緊急搬送されてしました。
現在意識不明の重体であり…」
耳を疑った。
「寄り道か」
怜は何も気にせず机に向かった。ただいつものように、変わらず。
夕暮れ時だった。そんなとき、一本の電話がかかってきた。
「…長いな。誰もいないのかよ」
リビングに行っても誰もいなかった。チッと舌打ちし、仕方なく取った電話の声に…
「こちら清林総合病院の三宅と申します。片桐絢香さんのご自宅でしょうか?」
「はい。そうですが何の用ですか?」
「本日午後16時頃、市内の交差点で2台の車が衝突事故を起こし、それに巻き込まれ緊急搬送されてしました。
現在意識不明の重体であり…」
耳を疑った。