七転び…八起き?
人混みの隙間を掻い潜り
逃げているソイツ等を追い越して目の前に立ちふさがった
「!?」
「何や!?」
よくよく見ると、ソイツ等は私と同じ位の男二人
だが、今はそんなもの関係ない
「フッ…お前ら運が悪かったな。私のこの旅一番の感動名場面を邪魔するなんて。」
この旅の一番の感動
それは…おばちゃんに貰った生八つ橋様との出会い
それを…それをこんな奴等にぃぃ!!
ソイツ等は一瞬唖然と私を見ていたが
ハァ、と深い溜め息を吐いた
「くだらな…。何やねんコイツ。」
「只の変人やんけ…。」