【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑
馬鹿なことをしていることぐらい翡翠にもわかっていた。
男には妻もいて、もしかしたら子供も・・・
その幸せは翡翠が手に入れていたはずだった幸せ。
夢見て望んで・・・そして失った。
どんなに男を恨んで憎んで泣いて泣いて・・・
男は何も知らずにその間幸せな時間を記憶を刻んできたのだ。
タクシーは目的地を変えていた。
さっきまで視界を流れていた街路樹のイルミネーションとは違いいかにもそれらしいイルミネーションが目立ち始めた。
男が裏通りでタクシーを停めると翡翠とふたり灯りの方に消えって行った。