【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑

 「私も。色んな事があってもう男なんて愛さない信じないって強気でいても、いつの間にかあんたはそんな私の心にズケズケと入り込んでいつの間にか必要な人になっていた。私もそんな感情を認めたくなくて否定し続けてた。」

 「主任。俺主任の過去を聞いて改めて後悔したんだ。何で主任と普通に出逢う事が出来なかったのか。主任に嘘ついている自分も許せなかった。主任が笑いかけてくれる度にそんな自分を嫌いになっていった。」

 「あんた馬鹿だよ。あの頃の私は男を出世や名誉の道具ぐらいにしか思ってなかった。部長もそう。私も女ひとりで生きていくために男を利用してたの。そんな女のために後悔するようなことするなんて・・・」

 「主任、俺たちどうしようもない人間なんだよ。弱くて何かにすがらないと生きていけない。そんな俺たちだから出逢ったのかもな」

 「最悪な出逢いだったけど。」

 「そう。嘘で始まった最悪な出逢い。」

琥珀は今にも燃え尽きそうな煙草を口にくわえると白い煙を天井に向けて吐いた。



 
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