【短編】阿呆と馬鹿の関係
「で、告白出来ない。と?」
休み時間、まぁーちゃんの元へと走りさっきの事を報告する。
うんうん、と大きく頷くあたしを見て
「確かに、すっごく可愛い! 綺麗! とは言わないよ」
とハッキリ言われてしまった。
面と向かって言われると結構クルんですけど……。
ショックを隠しきれないあたしの顔を見て、まぁーちゃんが続けた。
「でもね。不細工じゃないのも確かだよ?
私は、一花と友達だからかもしんないけど、可愛いって思うよ」
「ありがとう……そのフォロー嬉しくない」
苦笑いを見せた、まぁーちゃんにショックは更に大きくなる。
「さっき言ってた石沢夢って人と比べれば。の話だけどね。
あの人は、誰が見ても綺麗じゃん」
そう、その通りなんだよね。
芸能界にだって入れるくらいの美人さんなんだもん。
「まぁ、顔はいいとして。
その理由で告白出来ない一花に問題があると、私は思うんだけど」
あたしの顔を覗き込むように見た、まぁーちゃんからそっと視線を逸らした。