愛のない世界なんてない
「あれねぇ、裕ちゃんがさっちゃんから貰ったものなのよ」
「さっちゃん?」
私はさっちゃんが分からなかった。
「咲ちゃんの事よ」
「え……っ」
私は口を手のひらで隠す。
「うふふさぁ、夕飯にしましょ」
美知子さんは全然気にしてないみたい。
私もそんなの気にしないで夕飯にした。






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