恋愛依存症
店内は豪華な落着いた装飾だが、音楽はガンガンにかかり、若い女の子が沢山いて、まるでクラブのノリだ。

奥では、ドンペリコールというやつだろう。

男の子たちが集まってマイクパフォーマンスをしていた。


ソファーの席へ通されると彼はすぐに席を立ち、カウンターに行き何か交渉を始めた。

中国系の留学生のような男の子がおしぼりをもってきた。


しばらくすると、焼酎やウイスキーのボトルセットが用意され男の子が二人席に着いた。

彼が戻ってきて、

「これ全部飲み放題だから、ちょっとこの子たちと遊んであげてて。あとで来るから」

と言って違う席へ行ってしまった。




どの位経ったのか私の前には男の子たちの名刺が溜まっていた。

お酒もだいぶ入り帰ろうかなと思った時、

落着いた感じの男の子が私の前に座った。


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