愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
ユウに視線を戻せば、不思議そうに首を傾げている。
靴を脱いで、家に上がる。ユウの肩をポンと叩いて、二階に行こうと促す。
「上にナオがいるんだろ? 行こう」
「う、うん」
ユウを先頭に、階段を昇る。
「ユウ、……由美さんは?」
「あー、今父さんと美樹と買い物に行ってる」
「……そっか」
少し、息をつく。由美さんも美樹もいない事実に、ホッとした。
ユウは階段を上がって一番手前にある部屋の扉を開ける。
そこは子ども部屋で、10畳ほどの大きさの部屋に2段ベッドとシングルベッドが一つずつ、ゲーム用のモニター、勉強机が3つ置かれている。
2段ベッドはナオとユウのもの、シングルベッドは俺が使っていたものだ。勉強机の内の一つも俺が使っていたもの。
俺がここに帰ってこなくなってからも、ここはあまり変わらない。
変わったのは、俺のものが少し減ったことと掛けられている制服、ゲーム機くらいだ。