愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】





何がダメだったのか。


どうすれば良かったのか。




そんなこと考えたくもねぇし、分かりたくもなかったんだよ。


ただ、俺はやっぱりガキで。


菜穂に比べればただの粋がっているガキだって、


まだまだ自分勝手な子供だって、




それだけは、痛いほど感じられた。








――――――――――


菜穂の様子がおかしくなったのは、付き合ってから半年がたった頃だ。


その頃には受験のため菜穂は現役を引退し、今までと変わらず週に一回ほど倉庫に顔を出していた。


でも、その週は違った。


菜穂は倉庫に現れなかった。




「菜穂さん来ないね?何かあったの?」




颯の言葉に蓮達の視線が俺に向けられるのがわかったけれど、俺はしゃがんでバイクを弄るのを止めない。




「知らねー。忙しいんじゃねぇの?じゅけんせーってヤツだし」




わざと受験生の言葉を棒読みにして、目の前の作業に集中する。




「そう言えば、蓮達も今年受験じゃん」


「あー、そうだったなぁ」




隼の言葉に同意するようにタカが口を開く。


隼は俺達の一つ下だけど、隼が入った頃に同じ年の奴がほとんどいなかったから俺等と一緒にいることが自然になっていた。


そのまま菜穂の話は流され、俺達の受験の話へと変わっていく。




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