愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
「へぇ~、タカは?」
隼の問いに、タカへ目を向ける。
「俺?俺はー…吉実だと思う」
「吉実って、名門の?」
「おう」
タカは吉実か…
吉実高校は有名な進学校。
医者の息子や娘、弁護士の子供などが多く通っている名門中の名門校。
まあ、タカは一応医者の息子だし、頭も良いしそう言う所に行っても不思議じゃない。
「大河は?」
そろそろ来るだろうな、と思っていた隼の問いに俺は、と口を開く。
「葵」
「葵?」
グッと、みんなの眉間が寄るのがわかる。
「ああ、葵高校だよ。普通だろ?」
「でも、なんでまた葵なんかに……」
葵高校と言えば、隣の市の高校。
行けないわけでもないけれど、確かにそこは交通時間がかかる。
でも、遅刻の心配はないくらいの不良校。
荒れすさんでいる割には族などに入っている奴は少なく、ただのカッコつけの不良しかいない高校だ。