愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
その日、菜穂からはたくさんのメールと着信が来た。
俺はそれを一つも見ることも出ることもなく、そのケータイを解約した。
番号もメアドも変えて、菜穂との関係を完全に断ち切った。
だけど、それだけで俺の心から完全に菜穂が居なくなるはずがなくて、菜穂の代わりを求めるかのように女遊びに走った。
蓮達の手にも負えないくらいの自他共に認める遊び人へと、俺は姿を変えた。
それが菜穂からの逃げだとわかっていても、俺はやめることをしなかった。
やめられなかった。
やめてしまえば、自分が壊れてしまうことをわかっていたから。
その次の年の四月、隼以外はそれぞれ高校へと進学した。
以前言っていた通り、
蓮は黒木高校、
颯は南高校、
タカは吉実高校、
俺は葵高校へと。
そして、それと同時に
蓮は総長、
颯は副総長、
俺とタカ、隼は幹部へと昇格。
それぞれがそれぞれの責任と思いを胸に高校へ入学した。
それから一年後には隼が黒木高校へ入学。
その一か月後、ある事件をきっかけに光星高校へと転校することになる。
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全ての過去が今に繋がっていて、きっと俺が今こうしていることも必然なのだと、目の前の昔と違う菜穂を見て思った。