愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
「真梨…」
「真梨?」
いきなり出てきた名前に、困惑する。
「あたしと真梨が出会ったのは、真梨が14歳の春。つまり、約二年前の春なの」
「それがどうしたん「気付かない?」
遮って問われ、ハッとする。
二年前の春――それは、菜穂があまり倉庫に来なくなった頃。
そして、真梨がタカの親父さんの病院に運ばれたという年にも一致している。
しかも、確か真梨を病院に連れて行ったのは女の子だったって聞いた。
と言うことは…
「菜穂が、真梨を病院に連れて行ったのかよ?」
そうとうと、目を見開いて驚いたような顔をする。
まるで、どうして知ってるの?と言うように。
「タカの親父さんに聞いた」
「…ああ、あそこって鷹樹の家のだったんだ」
本当に知らないのか、知らないふりをしているのかわからないけど、真梨を病院に連れて行ったのは菜穂で間違いなさそうだ。
でも、やっぱりそれと倉庫に来なくなったことが結びつかない。
「で、それと倉庫に来なくなったこととどう関係あるんだよ」
俺がそう言うと、ハッとした様に視線を少し上げる菜穂。
「そっか…全部知ってるわけじゃないんだよね」
「何が?」
問えば、真っ直ぐに俺を見て。
「真梨の過去」