浮気性彼氏と心配性彼女【完】


----------------
気付けば自分は白いベットの上で寝ていた。

「……ママ?」

横には私の手をつかんでるママがいた。


「亜樹ちゃん……気付いたのねっ!!」


ママの目には涙が溜まっていた。


「えっと…ママ…?なんで…ここにいるの…?」


「亜樹ちゃん…覚えてないの…?下校途中にトラックに轢かれたのよ…?」

ママは少し驚いた顔で言ってきた。
あれ…?今何日…?トラック……?知らないよ…


「ママ…?今日何日…?」

「えっと…亜樹ちゃんが事故に遭って、2日立つかな…?」


ママは手帳を見ながら言った。

「そっか…亜樹ちゃん…もしかして…記憶…」

ママが話していると、廊下からドタバタと走る音が聞こえた。
そして話が中断し、いきなりドアが開いた。


< 23 / 124 >

この作品をシェア

pagetop