浮気性彼氏と心配性彼女【完】
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気付けば自分は白いベットの上で寝ていた。
「……ママ?」
横には私の手をつかんでるママがいた。
「亜樹ちゃん……気付いたのねっ!!」
ママの目には涙が溜まっていた。
「えっと…ママ…?なんで…ここにいるの…?」
「亜樹ちゃん…覚えてないの…?下校途中にトラックに轢かれたのよ…?」
ママは少し驚いた顔で言ってきた。
あれ…?今何日…?トラック……?知らないよ…
「ママ…?今日何日…?」
「えっと…亜樹ちゃんが事故に遭って、2日立つかな…?」
ママは手帳を見ながら言った。
「そっか…亜樹ちゃん…もしかして…記憶…」
ママが話していると、廊下からドタバタと走る音が聞こえた。
そして話が中断し、いきなりドアが開いた。