ONESTAR
「まあまあ、お父さん、それくらいにして。さっ、出来たわよ、ヨシアキ、呼んでいらっしゃい。」

ねーちゃんのカバンは、ソファの側に見つけた。

親父が「おお、母さん張り切ったな。」とか言いながらキッチンに向かう。

よし、カバンを取って、彼女を呼びに行くっつって洗面所行って、ねーちゃんを、逃が……

ガチャリ。

俺が、カバンを取った瞬間、リビングのドアが開いた。

え?

「おはよ。」

きっちり昨日の服に着替え、いつものポニーテールにしたねーちゃんが、リビングに入ってきた。

ええええっ?!

あんた何やってんの、ねーちゃん!!
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