ONESTAR
慌てておふくろが立ち上がり、冷蔵庫を開けて、
ドレッシングの壜を持ってくる。
何だこの三者会話。
「コブサラダ!全然、スーパーで売ってるのよ。300円くらいかしら。新商品なんだけど、試しに買ってみたらおいしくって、クリーミーなんだけど、スパイシーって言うか、」
あんたはキューピーの回し者かってくらい、
ドレッシングの説明を必死でするおふくろ。
ねーちゃんは、ふうん、くらいの興味で聞き流し、
トーストにバターを塗ってる。
「も、持って帰る?トモミちゃん!!」
「ね、ジャムないの?ジャム。」
おふくろの提案を素無視して、
トーストにバターを塗り終わったねーちゃんが、顔を上げる。
親父が「ジャム、出してやれ」って顔でおふくろを見、
おふくろは今世紀最大の失敗を犯したかのように、顔を青くした。
ドレッシングの壜を持ってくる。
何だこの三者会話。
「コブサラダ!全然、スーパーで売ってるのよ。300円くらいかしら。新商品なんだけど、試しに買ってみたらおいしくって、クリーミーなんだけど、スパイシーって言うか、」
あんたはキューピーの回し者かってくらい、
ドレッシングの説明を必死でするおふくろ。
ねーちゃんは、ふうん、くらいの興味で聞き流し、
トーストにバターを塗ってる。
「も、持って帰る?トモミちゃん!!」
「ね、ジャムないの?ジャム。」
おふくろの提案を素無視して、
トーストにバターを塗り終わったねーちゃんが、顔を上げる。
親父が「ジャム、出してやれ」って顔でおふくろを見、
おふくろは今世紀最大の失敗を犯したかのように、顔を青くした。