ただ今、政略結婚中!
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意識を飛ばし、気が付くと広いバスタブの中で隼人に背後から抱かれていた。


「はや……と……」


「目が覚めたか」


「お……ふろ……」


この状況が呑み込めなくてただ呟く。


「大丈夫か?」


「あ……」


記憶がふつふつとよみがえり、急激に顔が熱くなるのを感じた。


「そんな顔をするともう一度襲いたくなる」


「は、隼人っ!」


……いつも以上に乱れてしまった気がする。


そう思うと恥ずかしくてたまらない。


頬に唇が触れる。


「言っただろう?もう一度襲いたくなると」


今までウエストに置かれていた手が、胸を弄び始めた。


「っ……んっ……」


吐息が耳をかすめ、ゆっくりと唇が重なった。


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