ただ今、政略結婚中!
「亜希、こっちに来て、見てごらん、雪が積もっている」


「えっ」


窓に視線を移すと、ちらちらと白いものが落ちてくるのが見える。


「本当だ!雪っ!」


足元にたたまれたローブを急いで羽織ると、窓に近づく。


眼下に広がるホテルの庭園、その向こうに見える橋は雪化粧されていた。


「いつから降ったんだろう……すごく積もっている」


「夜半あたりじゃないか?昨晩は一番寒かった」


「うん すごくきれい……ホワイトクリスマスだね?正確にはイブだけど」


窓辺に腰をかけると、隼人の腕の中でしばらく雪景色に夢中になっていた。


誰も足を踏み入れていない庭園を上から眺めていると、ドアチャイムが鳴った。


その音に振り返ると、隼人が言う。


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