ヤンキー彼氏と裏の顔
お前らとはもちろん、私と恭真のことだ。
最近、付き合い出しただけにまだ恭真のことを紹介できてなくて、奴等は無理やり付き合わされてると思ってるらしい。
恭真がそんなことできるわけないのに…。
「ご心配無用です!」
と嫌みっぽく返すと丁度教室の扉が勢いよく開き、先生が入ってきた。
「離席にするぞ!」
去年に引き続き、担任は厳つい顔で実は優しい、かなりの甘党の雛田先生らしい。
そのまま、私たちはわかれて、特に何事もなく、すんなりとホームルームは始まった。