ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
ラストスパートのような速さだが、合致した部分はしばらく離れなかった。
これはひとえに彼の、ミナナとずっと繋がっていたいという願望の表れからだろう。
ミナナが根をあげて、やっと彼が離れた次第だった。
もうミナナはダメというのに、彼はまだまだらしくその体に痕をつけ続けた。
「今日は、もう……」
「後、十回はいけるけど?」
「化け物……。私の体力を考えてください」
「じゃあ、後二回だね」
「……」
正当と言えよう回数は、確かにミナナの体力を考えているらしい。彼にはミナナの体力ゲージが見えているのかもしれない。
ただ、後日歩けないほどになることは含まれてないが。
今ある欲を吐き出したいのが人間と動物のさしてない違いを奮起させる。――しのごの言わず、ただミナナの自我は彼の独占下にあった。
――弱いな、自分。
皮肉りそうにもなるが、悪態つく前に、鳴き声に変わってしまった。