記憶の桜 -栄枯幻世-


「近藤局長!」




すると、平隊士が廊下を血相をかいて、走って来た。




嫌な予感がする。




「せ、芹沢局長が何者かに殺されました…っ!」




芹沢さんが殺された…?




すると、着物を引っ張られる感覚がした。



視線を移して見ると、涼が俯きながら、オレの着物を引っ張っていた。




「どうした?涼」




涼は何も答えない。




なぁ、涼…。




お前、芹沢さんが殺された事で何か知ってるのか…?









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