記憶の桜 -栄枯幻世-


私はその発言に肝を潰され、お座敷に飛び込んだ。




「何言ってるんですか、貴女は!?」




視線が私に集まって来る。




隣では、鈴蘭さんが勝ち誇ったように笑っていた。




これ、鈴蘭さんの策略!?




気付いた時には、時既に遅し―。




皆に見られ、顔に熱が持って行く。




「お前、涼か…?」




平助君に問われ、恥ずかしいけど頷いた。






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