記憶の桜 -栄枯幻世-


ごつん。




「いっ!」




「ぐっ…」




互いの額がぶつかり、鈍い音がした。




私達は痛みに悶絶する。




喧嘩したり、変な誤解招いたり、額をぶつけたり…。




何故、朝ばかりこんな目に…。



しかも、全部土方さんと。




すると、土方さんははっとしたように顔を上げた。




「ひょっとして、俺は一晩お前の膝で寝ていたのか?」




まさか、この人…。




昨日の事、覚えてないの!?






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