記憶の桜 -栄枯幻世-


「待て!尾崎!くっ、あぁああああぁあ!!!!」




慟哭のような声が口から漏れると、目の前が暗くなって行く―。




身体に力が入らない。




「涼…?おい、しっかりしろ、涼っ!!」




闇に落ちる直前に土方さんの声がしたけど、私の意識はそれに答える事なく、闇に落ちて行った―。









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