記憶の桜 -栄枯幻世-


「誰の差し金だと聞いてんだよ!!答えられねぇのか!?」




土方さんは物凄い剣幕で、彼らを問い詰める。




「し、島原の白百合という芸妓に…頼まれて…」




隊士達は完全に顔の色素を失いながら、震えた声で答えた。




白百合さん…?




嘘でしょ…?




急に頭が真っ白になり、私は気を失った――。










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