記憶の桜 -栄枯幻世-
【土方】


やはり、あの女の仕業か…。




うちの隊士を使って、涼を手籠めにしようとするたぁ、良い度胸してんじゃねぇか…。




舐めやがって、許さねぇ…。




「新八と平助は隊士達の見張り、斎藤の涼についててやってくれ。総司と原田は俺について来い」




俺は気を失った涼を布団に寝かせると、総司と原田を連れて、白百合にいる島原に向かった。



この2人なら、暴走しそうになった時に俺を止められるだろうからな…。







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