記憶の桜 -栄枯幻世-
【涼】
私は土方さん達を連れ、池田屋に戻って来た。
斎藤さんと原田さんは隊士を引き連れ、表と裏から宿内に突入し、井上さん達は周りを固めていた。
土方さんは遅れて来た役人を池田屋の中に入れない為に、1人で身体を張っていた。
私はというと…。
「平助君!しっかりして!!」
鉢金を割られ、額を斬られた平助君の手当てをしていた。
出血が酷い…。
「総司!無事なら返事をしろ、総司!!」
中から永倉さんの焦りが混じった叫びが聞こえた。
沖田さんに何かあったの?
私は土方さん達を連れ、池田屋に戻って来た。
斎藤さんと原田さんは隊士を引き連れ、表と裏から宿内に突入し、井上さん達は周りを固めていた。
土方さんは遅れて来た役人を池田屋の中に入れない為に、1人で身体を張っていた。
私はというと…。
「平助君!しっかりして!!」
鉢金を割られ、額を斬られた平助君の手当てをしていた。
出血が酷い…。
「総司!無事なら返事をしろ、総司!!」
中から永倉さんの焦りが混じった叫びが聞こえた。
沖田さんに何かあったの?