記憶の桜 -栄枯幻世-
「がはっ!」
「沖田さんっ!?」
沖田さんの身体は壁に叩き付けられ、私は急いで彼に駆け寄った。
彼の口からは血が流れている。
「んむぅっ」
男の口から苦悶の声が聞こえた。
男の腹には脇差しが深々と刺さり、一文字の傷が出来ている。
「貴様ら…が…攘夷…を…取り締ま…ろ…うと…、必ず、新しい時…代は…来る…。それを…覚えて…お…け…、新選…組…一番…組…組…長…沖田…総…司…」
そう言い残し、男は畳に突っ伏した。