記憶の桜 -栄枯幻世-


「あの、沖田さん…」




「あ~、謝らなくて良いよ。それより、面白い物見ない?」




謝ろうとする私の言葉を遮り、沖田さんは袂から1冊の冊子を取り出した。




「豊玉発句集…?俳句の本ですか?」




「うん、そうだよ。なかなか、面白い俳句を書く人でさぁ」




すると、沖田さんは冊子を開き、大声で読み始めた。










< 301 / 412 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop