記憶の桜 -栄枯幻世-


「あ?どうした、平助」




オレの姿に気付いた土方さんはこちらを向いた。




「平助君!?助けて!」




涼は余程痛いのか、早急に助けを求めて来る。




助けてやりてぇけど…。




土方さんが、『助けたら、見てろよ』って雰囲気を出してるから無理だな…。




「頑張れ、涼!」




「ちょっ、平助君!?」




オレは巻き添えをくらう前に部屋から出た。






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