記憶の桜 -栄枯幻世-


「実はな、涼が奴に誘われたらしい」




「葛葉がですか?」




これには斎藤も驚いている。




多分、伊東は涼が花散り鬼だという事を知った上で、誘ったのだろう。




「まあ、あいつははっきり断ったみてぇだがな」




昼間の涼との出来事を思い出して、自然と頬が緩む。






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