記憶の桜 -栄枯幻世-


この涙は山崎さんだけじゃなくて、この戦で亡くなった井上さんや新選組の隊士達へ捧げるもの。




安らかに眠って欲しい…。




その想いを涙に乗せるかのように、私は泣き続けた。




近藤さん達は泣き続ける私を残し、中に入って行った。




その行為は1人で泣きたかった私には、有り難かった。





< 400 / 412 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop