記憶の桜 -栄枯幻世-


船の上からは浅葱色の羽織を纏う男達が降りて来た。



そこで、信じられない光景を目にした。



「姉…上…?」



新選組の中に生き別れた姉の姿を見つけた。



あれから何年も経っている為、雰囲気は変わっていたが、あれは間違いなく姉の涼だ。




今は眠っているらしく、1人の男に背負われている。




「どうしたの?『愁』さん」



いつの間にか、妻の夏依(ナツイ)が隣に立っていた。



「いや、姉上があそこに…」



俺は夏依に姉上がいた方を指差すが、既にその姿は無かった。



見間違いだったのだろうか…?



しかし、この時、姉上を見かけたのは見間違いでは無かった。



そして、数日後。



俺は姉上と再会する事をまだ知らなかった――。





< 412 / 412 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:40

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

贖罪

総文字数/182,348

ミステリー・サスペンス185ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
貴方の《罪》は何ですか?
ペルソナ

総文字数/109,170

ミステリー・サスペンス122ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
貴方は《貴方自身》を抑え、《正しく》あることが出来ますか――? ※誹謗中傷などは受け付けておりません。 ※ノベマ!にも公開しています。 ノベマ!のみの公開にしようかと思いましたが野いちご、ベリカフェにも公開することにしました。 ノベマ!で編集部オススメの作品に紹介されました!
アオイロノヒマワリ ―咲―

総文字数/77,959

歴史・時代343ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
夏に咲く太陽の花。 オレンジ色の花片を空に向かって大きく咲かせる。 青い、青い空に向かって。 でも、空には太陽がある。 どんなに大きく咲いても、花は太陽にはなれない。 空と並べない。 空と……、彼と並べない……。 ※新選組もののフィクションです。 ※史実とは関係ありません。 ※時代無視します。 ※誤字脱字あります。 ※批判等は受け付けません。 ※更新はマイペース。 久し振りの新選組ものです! 所々忘れている所があるので合点がいかないかもしれませんが、完結目指して頑張ります!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop