レッスン ~甘い恋の手ほどき~
気がつけば、西日が赤く差し込んでいた。
もう、こんな時間。
修二さんとの思い出に浸らないように気を付けていたのに、それでもやっぱりいろんなものが胸にこみ上げて来て。
ピンポン
突然鳴ったチャイムに驚いて、ドアホンを取る。
「――華帆。いるんだろ。開けてくれ」
「修二……さん」
仕事が終わったら連絡すると言っていた彼。
それなのに、もう。
どうやって向き合ったらいいのか、本当のところは分からなくて。
深谷さんは、近くにいてやるから、連絡をと言っていた。
でも、この時間じゃ、まだ会社に違いなくて。