Tricksters2ッ


「ふーん。ゼン所長の結婚式なら祝電と花くらい贈らせてくれよ」


「それは、また今度でいいよ」


「そうか、残念だな」




 おい、そこの二人。

 会話の内容、絶対オカシイって!


 他人(俺)が聞いたら、絶対オカシイだろ! なんで、結婚式の次がある前提で話が進むんだ?


 でも、何やら大物オーラ漂う二人を前に俺は口を閉ざしていた。


 ふと、窓の外が気になって、ソファーから立ち上がり高層ビルの窓の下を覗いてみた。



「ゼン! 下! 警察が追ってきてる!」


 赤色灯が点滅している。

 覗いて正解! 俺、冴えてるじゃん!


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