透明水彩
「……美凪、ちゃん。」
「叔父さん……。」
入室してきたのは、他でも無いこの時代の叔父さん。
明らかに若い姿に、本当に戻って来たのだと実感する。
「……何か、やっぱり若い、ね。」
「? 若い?…まぁ、いい。お帰り、美凪ちゃん。」
優しく微笑みかけてくれる叔父さんは、そう言いながらベッドの傍らにある椅子に腰を下ろした。
そして、あたしを見ながら続ける。
「無事に帰ってきてくれて、良かったよ。でもまさか、こんなに早く片が付くとは……、」
「え、ちょっと待って叔父さん。こんなに早くって、2ヶ月も、でしょ?」
けれど叔父さんの言葉に違和感を覚えたあたしは、訝しげに叔父さんに問い掛け返した。
だって、2ヶ月……
確かにあっという間だったけれど、2ヶ月は長いよ。
でもそんなあたしの言葉に、叔父さんは訳がわからないような表情を浮かべた。