灰色の瞳~例えば異常者だとしたら~
『条件は何?』
今度はあたしが聞き返す。
男にとってはこうなることが
想定内みたいだけど。
あえてノッて反応を試してみるか。
『ここに居る間は、俺の言うことに
反してはならない。絶対命令だ。』
なに?監禁でもしようっての?
それじゃあ何も変わらない。
でも、正直アテはない。
オヤジたちや誰かに
抱かれながら転々とするのは
簡単だけど
ホントはしたくない。
この男がどんなヤツなのか
まだわからないのに、
ここで答えを出すのは
早い気もする。
このまま条件をのんだら…?
『さぁ、どうする?』
促す表情は
このあたしを身動きひとつさせては
くれない。
隙さえ与えない鋭い視線。
例え今ここで犯されても、
羞恥プレイを要求されても、
しゃぶれと言われればしゃぶって
この男にめちゃくちゃに
されても、
その瞳の奥に潜む
化けの皮を剥いでやりたくなった。