¥報酬1000万円


そんな中…

『…私は明日の夜中にここを脱出しようと思う!』

長年働いてきた二葉が遂に脱出を試みることとなった。



『……なんでまた…。こんなとこから出られる訳ないじゃないですか!初日に永井さん、そう言っていたじゃないですか!』
『…それは重々承知している。…ただ100%ではない。…だが以前に脱出できた者はいたことも事実だ…!……実はその1人が……………………












……………………うちの父親なんだ!』
『…え!?』











そして二葉の過去を知る…


『…と…父さん!…か…か…母さん!?母さん!!』


『…あの日…ち…父はクビを刈られて死んでいて……母は…なぜか顔も手足もズタズタにさせられて、おまけに………丸焦げに焼かれていた……ま…まるですぐにでも料理に出てきそうな状態で…』


二葉の両親は何者かに殺害されていた…


そしてその犯人がオーナー斬酒であると確信していた。

二葉はこのアルバイトを続け、続けているうちに斬酒の犯罪の証拠を掴み、自分と同じ苦しみを味わせるべく復讐の瞬間を長年もの間 待ち望んでいたのであった…
< 10 / 24 >

この作品をシェア

pagetop