¥報酬1000万円
先ほど『クビ』になったのは1名…
つまりその1名の限りある部位を食したいがゆえに、オーダーの取り合いをしていた…
こうして地獄のアルバイトが始まった…
『…おいっ…!しっかりしろ!』
二葉に両肩を抑えられなかったら こうして立ってることはできないだろう…。
目の前の現実をもはや受け入れるしかなかった…
ここにいる客は 金を手に入れるため、さらに死んだ奴の遺体を喰うために来ている…
俺は…
生き残れるのか……!?
『…それはそうと…ここからは…出る方法は…ないんですか…?』
大島が兵士たちの会話を聞くことに成功する…
徐々に『居酒屋 ネック』の全貌が見え始めた…
『…………あまり大きい声では言えねぇが……以前に逃げることができた奴がいたらしい……ただ逃げられるかどうかはその人によるがな…』
『…どういうことですか…?』
『…まぁ俺らは逃げられるかもしれんが…外にはあのクソ(オーナー)の仲間がいるみたいでな…』